まししょーの向上日記

気象予報士試験合格への道

気象予報士試験 第55回 実技2問1(5)独自答案構成

こんにちは

 

まししょーです。

 

今回は、図1および図4を用いて名瀬の中・上層雲の雲底高度、および下層雲の雲頂高度を20hPa刻みの気圧値で答える問題です。

 

気象予報士試験の過去問については一般財団法人 気象業務支援センターH Pにて掲載されていますので併せてご覧ください。

 

それではいきましょう!

 

さっそく、中・上層雲の雲底高度をエマグラムから推定します。

 

エマグラムでは実線で気温、破線で露点温度が書かれていますので、その間が小さいほど湿潤であることがわかります。

 

湿数3℃以下を目安として雲が発生していると推定できます。420hPaで湿数が約2℃となっていて湿数の小さい状態が上層でも続いていることから、中・上層の雲底高度は20hPa刻みで420 hPaとなります。

 

今度は下層雲の雲頂高度で同じようにやってみると760hPaになりますが、問題文を見てもわかるように、地上付近では空気塊がほぼ飽和している状態になっているので、この空気塊を持ち上げていき、その空気塊が実線で書かれた気温と同じになりこれより上層で気温より下回るところが雲頂高度であると推定できます。

 

よって760hPaではなく700hPaということになります。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。