まししょーの向上日記

気象予報士試験合格への道

気象予報士試験 第55回実技2問4(1)①独自答案構成

こんにちは

 

まししょーです。

 

今回は、図10の内之浦を通る東西鉛直断面の相当温位・風・湿数の12時間、24時間予想図を読み取って、(1)①では内之浦のすぐ西の東経131度における大気の鉛直構造について、950hPa〜700hPaまでの間で温度移流が弱いのは30日9時・30日21時いずれかという問いがあります。

 

気象予報士試験の過去問については一般財団法人 気象業務支援センターH Pにて掲載されていますので併せてご覧ください。

 

それではいきましょう!

 

風ベクトルを書いてみるとわかりやすいです。

 

30日9時では、950hPaは東南東15ノットの風、700hPaでは南南西15ノット未満の風で下層から上層へ時計回りで上昇していて暖気移流になっていることがわかります。

 

一方の30日21時では、950hPaは東北東20ノットの風、700hPaでは5ノット未満の風で、下層から上層へ高度が上がるにつれて時計回りに変化しており、暖気移流になっていることがわかります。

 

この時点で30日9時の方が少し温度経度が大きいことがわかりますが温度風の大きさだけで判断するのは不十分です。

 

風が等温線に対して直交、大きな角度で横切るほど温度移流が強いので、30日9時・21時のどちらが直交して横切っているかを風向をもとに考えていきます。

 

すると、30日9時での平均した南南東の風は等温線とほぼ直交し、一方で30日21時での平均した風光は東南東となり、こちらの方が暖気移流が弱いことがわかります。

 

従って、21時が答えになります。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。