まししょーの向上日記

気象予報士試験合格への道

気象予報士試験 第49回実技2 問2(4)①〜④ c

こんにちは

 

まししょーです。

 

今回は初期時刻に14日9時の台風に関して述べられた文章の穴埋め問題です。

 

気象予報士試験の過去問については一般財団法人 気象業務支援センターH Pにて掲載されていますので併せてご覧ください。

 

それではいきましょう!

 

今回の問題は、台風の中心と渦度、高温域の位置関係や距離間について今までより細かい要求がされています。時間短縮のためのパッと見ただけでの判断はかなり難しいのでトレーシングペーパーを使うのが確実です。

 

まずは、トレーシングペーパーで台風の中心を転写します。そして、図5の上と重ね合わせます。すると極大値を示す+268が台風の中心から見て北西側に位置することがわかります。

 

よって①は北西です。

 

次に、12時間ごとの正渦度極大値を追っていきます。すると、12時間後の図7上が+246、24時間後の図8上が+361、36時間後の図9上が+461、48時間後の図10上は+331と表記されています。

 

よって最大となるのは②36となります。

 

③では、500hPa面の台風に伴う高温域に着目します。

 

冒頭で話した通り、トレーシングペーパーで台風の中心を図7右下に重ねて転写してみます。その転写した印からWマークまでを定規で測ると6mmです。

 

緯度10度が約1100kmなので比の計算を利用すると

6:34=X:1100

34X=6600

X≒200

 

よって③は200が入ります。

 

最後は、24時間後から48時間後の地上の台風中心と500hPa面の台風に伴う暖気核との位置関係を調べてみると、暖気核が台風の方向に対して後方に位置し続けていることがわかります。

 

④には後方が入ります。

 

今回は以上になります。

次回また続きの⑤〜を一緒に考えていきましょう!

 

最後までお読みいただきありがとうございました。