気象予報士試験 第49回実技2 問2(2)② b
こんにちは
まししょーです。
今回も北海道付近の低気圧に関連する問題です。
この低気圧に関連する500hPa面の正渦度の極大値を、単位を付して答えます。さらにそれが、低気圧の中心に対してどの方向にあるか8方位で解答する問題です。
※気象予報士試験の過去問については一般財団法人 気象業務支援センターH Pにて掲載されていますので併せてご覧ください。
問1から北海道付近の低気圧の中心を抑えていますが、改めて書き記します。
北海道付近にある白抜きで書かれたLの下部にある×印が低気圧の中心です。北緯45度東経141度のあたりに位置しています。
この位置を図5の北緯45度、東経141度にトレーシングペーパーで転写するとわかりやすいです。
次に極大値ですが、転写した付近の数値を見ると+150が一番大きいことがわかります。問題文では、正渦度の極大値とあり正の値がつくことがわかりきっているので+をつける必要はありませんが、図5の注釈より、省略されていた10マイナス6乗/sの付与が必要になります。
ちなみに渦度の最大値と聞かれたら+−の符号が必要になります。
よって極大値は150×10−6乗/sとなります。
また方位は8方向で解答せよと指示されているので東ということになります。
最後までお読みいただきありがとうございました。