気象予報士試験 第49回実技2 問2(1)② b
こんにちは
まししょーです。
今回は、前回と同じく雲域Pの領域と照らし合わせる問題です。前回と違うのは図5下の700hPa鉛直流との照らし合わせで、分布の特徴を考えていきたいです。
※気象予報士試験の過去問については一般財団法人 気象業務支援センターH Pにて掲載されていますので併せてご覧ください。
それではいきましょう!
雲域Pの地点を図5下で見てみると、網掛け部分と白抜き部分が綺麗に分かれています。+32と−52の部分です。
この特徴を設問より25字程度で記述していきます。
ここで注意したいのは天気図上のことを書き込むのはNGということです。ここでいうなら網掛け部分や鉛直P速度という単語を使ってしまうと減点されてしまうということです。
鉛直P速度の正領域や負領域があることが気象現象でどういった状態なのかというところまで踏み込んで記述しなければなりません。
専門知識として正渦度は下降流、負渦度は上昇流です。
正だから上昇しそうに感じるかもしれませんが、鉛直P速度は気圧を基準にしています。気圧(hPa)は高度が下がるほど大きくなります。下降して気圧が大きくなるという意味で+が使われています。もちろん負領域でも同じ理屈です。
これらを踏まえて記述していくと、
南半分は上昇流域、北半分は下降流域になっている。(24字)
となります。
最後までお読みいただきありがとうございました。