まししょーの向上日記

気象予報士試験合格への道

気象予報士試験 第55回 実技2問1(3)独自答案構成

こんにちは

 

まししょーです。

 

今回は、図3赤外画像を用いて、黄海の地上低気圧の中心とその周辺の雲域の特徴を、雲長高度と雲域の分布に言及して45字程度で述べる問題です。

 

気象予報士試験の過去問については一般財団法人 気象業務支援センターH Pにて掲載されていますので併せてご覧ください。

 

それではいきましょう!

 

この問題は、記述するべき要点、出題者が求めている解答は何なのかということを深く考えなければ、気象現象とあまり関係のない雲域を答えてしまうなど論点がずれてしまい正解に辿り着けません。

 

問1(1)では、本文の第二段落にはこのような低気圧は寒冷低気圧と呼ばれているといったことが書かれています。

 

つまり、この問題では、寒冷低気圧では一般的に中心から見てどのような雲が発生しやすいのかということを記述することになります。

 

あとは、専門知識で学習した赤外画像と水蒸気画像の比較をしながら設問にしたがって解答していきます。

 

まず、黄海の地上低気圧の中心と気象衛星画像との照らし合わせをしていきます。必要であればトレーシングペーパーで転写しましょう。

 

そこから、中心付近では赤外画像では暗域ですが、水蒸気画像では暗灰色だということから雲頂高度の低い雲が存在していることがわかります。

 

そして、周辺の雲域に着目すると、中心の東には赤外画像、水蒸気画像ともに南北に白く映る雲頂高度の高い雲が分布していることがわかります。

 

以上をまとめると

 

地上低気圧の中心付近では雲頂高度が低く、中心の東側では雲長の高い雲が南北に並んでいる。(44字)

 

ということになります。

 

今回は以上になります。最後までお読みいただきありがとうございました。