気象予報士試験 第48回 実技1問5(1)独自答案構成
こんにちは
今回から問5に入ります。
前回は新潟でのお話でしたが、今回は北海道の十勝地方のお話です。
いよいよ第48回実技1は最終章に入るので頑張っていきましょう!
問題には図5を用いて初期時刻から12時間後および24時間後の850 hPaの気温を1℃刻みで答えよとあります。
まずは、850hPaの12時間予想図の解析から始めていきます。
北海道付近(地点A)に注目すると、−6℃の線と−9℃の温度線に北海道が挟まれるようになっているのがわかります。
つまり、この地点での温度は内分して−7℃ということになります。
次に、地上気温です。850hPa高度から高度を下げて求めます。
ありがたいことに問題では高度と気温減率が最後の分に書かれているのでそれらの数字を使っていきます。
その文章によると、12時間後の850hPa高度は1380m、気温減率は0.5/100mとあります。
ここで注意したいのは地点Aの標高が0mではなく問題文より100mとなっていることです。
そのまま1380mの値を使ってしまうと間違ってしまいます。
高度差は1380-100=1280
温度変化は1280×0.5/100=6.4
つまり6.4℃上昇することになるので、
−7+6.4=−0.6ということになります。
今度は、24時間後も12時間後で求めた方法で同じように答えると
850hPa気温が−6℃、地上気温が−0.3℃となります。
よってこの問題の答えは、
12時間後 850hPa気温:−7℃ 地上気温:−0.6℃
24時間後 850hPa気温:−6℃ 地上気圧:−0.2℃
となります。
最後までお読みいただきありがとうございました。