気象予報士試験 第56回 実技1問1(2)② c
こんにちは
まししょーです。
今回は、問1(1)①②の解答をもとに、名瀬における気圧変化量を求める問題です。
※気象予報士試験の過去問については一般財団法人 気象業務支援センターH Pにて掲載されていますので併せてご覧ください。
それではいきましょう!
まず問1①②では、東南東へ10ノット進んでいると答えています。また、(2)①では緯度の差が0.5°の30海里進んでいることがわかっています。
そこで、図1で地上低気圧の中心から東南東の方向に補助線を引くと、ほぼ延長線上に名瀬が位置しているのでそこから答えを導きます。
その延長戦では、1016hPaの等圧線と1020hPaの等圧線の間が4mmで1hPaで換算できます。
そして、間隔を四等分にして考えてみると9時における名瀬の位置は1017h Paと1018hPaの中間に位置していることがわかります。つまり、1017.5hPaに位置していることがわかります。
今回では緯度10°の長さを40mmとしているので、(2)①の3時間の移動距離の0.5°は図上で2mmの長さになります。よって、名瀬の6時の気圧は名瀬を通過後図上2mm先のところで位置するので9時の名瀬の位置から2mm右の気圧は1018hPaだったことがわかります。つまり、6時における名瀬の気圧は1018hPaだったということです。
よって、問題で問われている気圧変化量は、0.1hPa刻みで−0.5(0.6)hPaとなります。
最後までお読みいただきありがとうございました。