気象予報士試験 第49回実技2 問3(1) c
こんにちは
まししょーです。
今回は、上陸した本州の台風について、未記入の986hPaの等圧線を作図するという問題です。
※気象予報士試験の過去問については一般財団法人 気象業務支援センターH Pにて掲載されていますので併せてご覧ください。
それではいきましょう!
まずは、図上の観測点にある海面気圧の数値の読み方をおさえます。
等圧線上にない数値が図上に散りばめられています。中には800台の数字が書かれており、気圧が低すぎると思う人もいるでしょう。
これは、もちろん800hPaではなくて980hPaという意味を持ちます。
例えば、861と書かれていれば986.1hPaということです。
それでは次に、矢羽根の風向を見てみると988hPa等圧線より内側の風は、反時計回りの循環が二つあることがから、等圧線が北側と南側で2箇所に分かれて描くことになります。
それらの二つを踏まえた上で考えてみます。
986hPa以下なので、図上にある86◯台は線の外側になるように、85◯台は内側になるように等圧線を引きます。
また、南側では839(983.9hPa)の値があることから984hPaの等圧線も描けることがわかります。
よって気象業務支援センターの解答例となります。多少は形状が違うことがありますが、ポイントが押さえられていれば大丈夫です。
最後までお読みいただきありがとうございました。