気象予報士試験 第55回実技2問3(1)②独自答案構成
こんにちは
まししょーです。
今回は、図9を用いて大雨となった平島を中心とした半径約100kmの範囲について、平島付近の相当温位と風の分布の特徴をそれぞれ相当温位の値、風向に言及して述べる問題です。
※気象予報士試験の過去問については一般財団法人 気象業務支援センターH Pにて掲載されていますので併せてご覧ください。
それではいきましょう!
まず始めに、大雨となった平島を中心とした半径約100km範囲内とあるので、実際に図上にコンパスを使って書き込んでいきます。
緯度10度で約1100kmで1度だと約111kmです。この値を利用して図9の1度の長さに針を合わせて円を書いていきます。
これで、わかりやすくなります。
設問にあった相当温位の分布からみると、平島のすぐ西側には333K以上を最大とした高相当温位の領域が北北東から南南西にのびていることがわかります。
よって、平島のすぐ西に333K以上の高相当温位域が南南西〜北北東にのび、その西側で等相当温位線が混んでいる。(50字)となります。
次に風の分布です。平島付近での風向が南〜南南西となっています。一方、その西側にある高相当温位の領域付近に着目すると、ほぼ南西となっておりこれらがぶつかって収束することで大雨をもたらす雨雲が発達する要因となっていると考えられます。
よって、平島付近では南〜南南西の風、その西側では南西の風で、収束が見られる。(33字)となります。
最後までお読みいただきありがとうございました。