まししょーの向上日記

気象予報士試験合格への道

気象予報士試験 第49回実技2 問2(5) b

こんにちは

 

まししょーです。

 

今回は、ようやく穴埋め文章に振ってあったカタカナの伏線が回収されます。そして台風温低化の条件について把握していれば、解けるような内容です。

 

それではいきましょう!

 

台風の温帯低気圧化の原理ですが、台風が中緯度まで北上して偏西風の影響を受けやすくなった時、偏西風の比較的冷たく乾燥した空気が台風中心まで侵入することが挙げられます。

つまり具体的に挙げると

 

下層の温度場での対称性が崩れる

台風中心付近の対流雲域が消失していく

台風の暖気核が消滅する

降雨域が極側へ移行し、対称性が崩れる

大気中層での循環の消滅と乾燥域の下層の循環の中心までの侵入

 

の過程で台風が温低化されます。

 

この5つのポイントを押さえながら問題を解いていきましょう。

 

カとキは湿潤域を湿潤域と降雨域が対応しているものと考えると、降雨域が極側へ移行し、対称性が崩れる過程に当てはまります。

 

コでも台風が楕円形状に変形していることから、温低化が考えられます。

 

よって、カ、キ、コ

が正解になります。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。