まししょーの向上日記

気象予報士試験合格への道

気象予報士試験 第49回実技2 問2(3)① a

こんにちは

 

まししょーです。

 

今回は図1の北海道から朝鮮半島にかけて描かれた前線に関連して、図6に基づき、14日9時の日本海におけるこの前線に対応する850hPa面の等相当温位の値を、単位を付して答えるという問題です。

 

気象予報士試験の過去問については一般財団法人 気象業務支援センターH Pにて掲載されていますので併せてご覧ください。

 

それではいきましょう!

 

まず、北海道付近から朝鮮半島にかけて描かれている前線は停滞前線であることがわかります。停滞前線の発達する条件として他の前線と違い気温ではなく水蒸気が重要な要素となります。

 

つまり気温だけでは、前線の特定が難しいことが多いです。よって今回のように等相当温位で解析していきます。

 

寒気は乾燥していることが多く、暖気は湿潤していることが多いことから、等相当温位線集中帯の暖気側に注目して前線を特定していきます。

 

すると、336Kの等相当温位線が停滞前線に対応していることがわかります。朝鮮半島付近では集中帯から少し南側に位置して二つ頭が突き出している線です。

 

また確認のために、図1の停滞前線を図6に転写すると辻褄が合うことがわかります。

 

単位を付すという設問の指示に気をつけて、336Kが答えになります。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。